南相馬 ふたたび

11月10~11日にJILCAのボランティアバスに乗って、再び南相馬で汗を流してきました。



JILCAは初めて。Facebookの繋がりで知りました。個人持ち(!)の観光バスで、横浜発、東京駅経由で、南相馬ボランティア活動センターへ連れて行ってくれました。


意外だったのは、今回はガテンですと断ったボランティア募集だったにもかかわらず、バス内は女性の方が多かったこと。そのパワーを後ほど知ることになります。

天候が下り坂でしたが、晴れ男パワーでなんとか雨は最小限に抑えて、ガシガシと力いっぱいスコップを振るってきました。

まずは朝のブリーフィング。松本所長の気合の入ったお話しが嬉しい。
けっこう寒い。このあたりで、参加の皆さんは徐々に打解けてきました。


軽トラとバスで現場へ移動。今日の作業は側溝のドロ出し。完璧なガテンです。

(JILCA提供)
お昼に掛けて大粒が降ってきました。作業中でなくてよかった。



夜はグリーンプラザにある仮説の宿舎に宿泊。断熱材がないので冷えます。
でも、こういう宿泊施設がバックアップになってボランティアをサポートしてくれるのは有難い。
電気、水道が復旧していないので、陸前高田での住田基地とはいかないまでも、いろいろと整っています。山に行くと思えば天国です。

(JILCA提供)


明けて日曜日。同じ現場です。降りそうな空は、なんとかもってくれました。
今日は午前中までの作業なので、一日分を半日に込めて農業用水に浸かってスコップと鎌でガシガシ。水も澄んでキレイになりました。

(JILCA提供)

初日に松本所長から託されたエリアは、私が予想した以上の範囲が片付きました。特に女性陣が担当していたエリアが素晴らしかった。ガテンは初めてという方もチラホラだったのに、開けてみればどんどん進む。一列になって掘り進む姿は圧巻でした。

(JILCA提供)

このJILCAのボラバス。楽しかったです。私は独りで参加しましたが、色々な人がいて、色々なお話ができて、一緒に作業して、一緒に風呂に入って、一緒に食事して。
帰宅してからもFacebookで繋がったりして、輪が広がりました。


女性が元気な国は、いい国。
日本がいい国であることに疑う余地はありません。
女性活用がこの国の課題であることは誰もが知るところ。
草食男子などぶっ飛ばして、がんばれ大和なでしこ。


南相馬は相変わらずナンバー付きの車が荒地に放置されている状態です。これは宮城、岩手なら去年の5月の状態。いまだに水道も復旧しない小高区。年末には一時帰宅のニュースが流れましたが、泊まることはできません。

じきに震災から2年となるでしょう。住民の皆さんの心が折れる前に、国がなんとかして欲しいと願わずにはいられません。それまではボランティア、微力ながら震災の地に寄り添います。


南相馬ボランティア活動センターの合言葉
「できる人が、できる時に、できる事をやる」



ではでは@三河屋

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