ノマドへの新兵器

ドイツの老舗バイクメーカーSACHS(ザックスと読みます)のMadAss125。
長距離を乗ると、文字通りお尻が痛くなります。
ネットで見かけた瞬間に一目惚れしたのが2012年の秋。1年でオドメーター1.5万キロに達しました。2013年はこいつで随分ノマドを楽しみました。



そして2014年には二代目を購入。惚れ込んでます。
こんどのは限定色のオレンジゴールド。
先代の艶消し黒のシブいやつから、ビタミンカラーに変身です。





オートバイに乗っていたのは、二十歳代。
車の免許よりも先に二輪車の免許を取得しました。
久しくオートバイからは遠ざかっていましたが、再び乗ろうと思わせるオートバイに出会えた幸せを感じます。


このMadAss、国内ではあまりに売値が高い。
ならばと一計を講じて、輸入業者からヤフオクで落札して、引取り・開梱・登録・整備などを全部自分でやって格安で手に入れました。その次第は趣味のブログのSACHS Madass125の方に載せています。

125ccなので高速道路は乗れません。そこがいいのです。

時間に縛られない私は、高速道路で時間を短縮する必要はありません。電車に乗っても特急券を必要としません。遅くなったって構わないし、なんなら途中で泊まってもいい。特急券の代わりに贅沢な旅が手に入ります。

少し脱線しますが、忘れていた何かを気づかせてくれたのは、ふとしたきっかけでした。昨年、四国としまなみ海道を旅したあとに三河の実家に寄りました。そのあと東京に帰るとき、普段なら何の迷いも無く新幹線の切符を買うところですが、待てよ、そうだ、と思い立って普通列車を選びました。

これが実によかった。その町々の空気がドアが開くと入ってくる。着ている服や、持ち物、年齢層に性別、そして聞こえてくるおしゃべり。東京とのちょっとした違いに、停車した駅の町が味わえる。

お腹が空いてホームで蕎麦を食べました。1人で切り盛りするパートの女性に話し掛けて、一日に何杯作るのと聞いてみる。そこからその店の年間売り上げが計算できる。それによって、その周辺の経済レベル、物価レベルを推し量れる。そんなマーケティング的な思考も楽しめました。

北海道を放浪したとき、街にクルマを進めて最初にチェックするのはクルマのディーラー。それが有るか無いかで、その街の経済レベルがまず分かる。そしてコンビニ。いくつの種類があるかで、購買層や人口が凡そ見当がつきます。

 * * * * *

話がだいぶ逸れましたが、この自由の翼、MadAss125は乗って楽しい。そのユニークな風貌から見知らぬ人から声を掛けられます。これ何?どこの?燃費は?

燃費はリッターで40~45キロくらい走ります。電車やバスより断然安い。東京から大阪まで走っても1800円です。税金は1600円/年、自賠責も任意保険も原付二種だから安い。中華製ナビ(結構使えます。詳細はこちら)は6800円。国内無敵です。(その後お亡くなりになって、今は携帯のYahoo!ナビを使っています。もちろん無料です)

整備は自分でやるので、工賃もかかりません。

こいつを相棒にしてのノマドは


 東本州

 夏の東北

 北海道へ

 西日本へ

 三河の実家へ

 そして南相馬ボランティアへ


と大活躍です。

故障とトラブルばかりで、相当手を焼いています。

そのあたりはこちらに: SACHS MadAss125の憂鬱

出来の悪い子ほど可愛いのは世の常。やめられません。


ではでは@三河屋


PS.バージョンアップもお楽しみです。
    ブリちゃんVer.2.0からVer.2.1に

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