日曜日, 12月 30, 2012

衆院選:祭りに参加してみた

政権与党の惨敗で終わった衆議院選挙。投票所の出口調査員をやってみました。



場所は東京17区の葛飾区内の投票所。寅さんの柴又にほど近く、マンションが少なく一戸建てが地域を埋め尽くす東京東部の下町です。幹線道から奥に入った小学校の体育館が投票会場が今日の仕事場。


某国営放送局の出口調査員として、9時から5時半まで、昼休みを挟んで調査アンケートを持って立ち続けます。この出口調査員というもの、だれでもやることが出来ます。3時間ほどの事前説明会を受けること、現地の下見報告をすること、この二つだけがハードルなので、半日休みが取れる人ならOKです。

いつも不思議に思っていました。選挙開票開始直後に当選確実が出て、外すことなく(民放は時々しくじるけど)当選が確定する事実。そのカラクリはどうなっているのだろう。素朴な疑問をずっと持っていました。それが今回の出口調査員をやろうと思ったきっかけです。そしてその疑問は見事に解き明かされました。

8時過ぎには現地に到着。既に投票始まっています。様子を見ながら複数の出口で一番出入りの多いところを選んで準備開始。道具は黒いカバンが与えられて、その中に必要な一切が納められてます。暗くなるのが早いこの季節のためのライトや、寒さ対策のホッカイロまで入っています。さすが某国営放送局、ぬかりなし。

その放送局の腕章を見て、投票を待つ列の視線は自分に注がれます。その選挙人に誰それ構わず調査アンケーをと行うのではないのがこの仕事のミソ。投票場ごとにサンプリングレートが違っているのは、これを長年行ってきたデータの蓄積が成せる業なのでしょう。おそらく全ての投票場に調査員を投入する大規模さ。開票番組にかける意気込みが感じられます。なるほど「選挙は祭りだ」を実感しました。

おまけに民放や共同通信などは、投票所に1人というわけにはいかず、複数の投票場を掛け持ちするので、数時間やって他に移動していきます。従って出口調査の確からしさが、他の追従を許さないのは納得できます。



結果はご存知の通りの自民党圧勝ですが、データを送って投票場を後にした時点で、結果を確信しました。帰宅後の選挙報道が、これまた楽しい。なんせ自分がサンプリングしたデータが直に選挙報道に使われるので、某国営放送の選挙開票番組の見え方が違います。現場で票を見てきたから臨場感が抜群です。



ひとつ気になったことがありました。20歳代の女性が投票に来ないことです。20歳代の男性は結構やってきます。これは1日立ち続けたので真実です。東京の下町だけがこうなっているとはとても思えません。彼女たちは一体何をしているのでしょう。投票にも来ないで就職難を嘆くなどナンセンス。

日本の将来を考えるとき、これからは女性が社会を支えていく時代だと考えています。IMFのラガルド女史も後方支援の発言を残して離日されました。様々な矛盾をはらんで、それを一向に改善できない男社会は限界点を迎えていると思います。日本は抱えていると思います。

男がやって来てバブル前まではイケたが、そこからは全くダメだったんだから、そろそろ主導権を女に明け渡してやってもらう。高齢化でも経済回復サイクルでも世界の最先端を行く日本が、政治も社会も変革すべき時に来ています。韓国でも女性首相が誕生しました。若い女性にそう気付いて欲しいと思わないわけには行かない。20歳代女性の無残な投票率は自らを貶めていることに気付いて欲しいと強く思った今回の選挙でした。


やってみて分かった出口調査員。これは文句無く面白い。直接選挙にかかわっているので、「祭りとしての選挙」を大いに楽しむことが出来ます。加えて、これは言っていいコトかどうか、結構いいお金をいただくことが出来ます。

来年は参議院選が7月に予定されています。出口調査員、またやろうと思っています。



ではでは@三河屋

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