衆院選:祭りに参加してみる

「選挙は祭りだ」 友人で某経済紙に勤める友人がそう言いました。

11月に野田首相が突然トリガーを引いて衆議院選挙が始まりました。新聞社にとって選挙は祭りなのだそうです。もうこの時とばかりにジャーナリズムの気合が入るということなのでしょう。それに応えるかのような混迷の選挙戦。民主vs.自民に維新や未来の第三勢力が殴りこみをかける。やや不謹慎ですが、イベントとしてはこれ以上ないお楽しみです。

AKB48総選挙の方が総裁選より話題になる政治混迷にあって、降って湧いたこの一大イベントを個人的に楽しまなきゃ。というわけで、某放送局の投票所出口調査員をやることにしました。

いったいどうなることやらと大方の選挙民は思っているでしょう。でも選挙後の行く末は薄々分かっている。ああだ、こうだと言っても結局大きな進展は望めない。ならば個人的にこの祭りだけは楽しんじゃおう。そんな試みです。

以前、投票したときに出口調査を受けたことがあります。アンケート用紙の選択項目に丸を付けていくだけの簡単なものでしたが、今回はそれをやるほうに回ります。

さっそくきのう説明会に参加して、やり方のレクチャーを受けてきましたが、ITと駆使して投票所からリアルタイムのデータを送るシステムはなかなか興味深い。それを全国規模でやる放送局の組織力。あの速報性をどうやって作り上げているのかというノウハウを裏側を現場から覗き見ることができます。

一度やってみたかった出口調査員。投票所は葛飾区。下見に行ってみたら、駅から続く商店街に、スーパーあり、様々な小売店あり。マンションよりは一戸建てが多くて、密集して路地が狭い。普通に日々を暮らす東京の下町です。

選挙をライブで楽しむ。この場所で、選挙開始から終了まで、積みあがっていく票結果を真っ先に知ることが出来ます。局所的ですが、選挙速報より先に結果が分かる。その結果が選挙速報とどう違うのか。違っていれば、区内でもこの地区は他とは違うんだなと分析できる。そんなことも興味の対象です。

自由人の楽しみはこんなところにもあります。普通に会社員していたのではやれないコト。楽しんでお金も頂けてしまう。面白そうなことに、とにかく飛び込んでみます。人生という「時間」をもらっているのだから、その時間を楽しめそうなことに使おうと思います。



ではでは@三河屋

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